アルペンルートの全面開通まで待てない。天候が味方してくれた。部分開通で弥陀ヶ原行きを決行した。 朝一番のケーブル、朝一番の高原バスで何人もいないと思っていたが、美女平からの高原バスは2台で 発車との放送があった。この場合は2台目の方が楽なので後ろに並び変えた。「一番ではだめなのである」 弥陀ヶ原ホテル前でパシリ。気温は暖かく、青空で最高のシチユエーションであった。上か下か迷ったが 大半が展望台をめがけていくのでそれにならった。カンジキ、スノーシュー、山スキー、ボード、靴のみ と多彩な人員が散っていった。
ホテル前でゆっくり足を作っていたので、最後にホテルを出た。バス停でもパシリ。停留所などが中に 入れてあったので狭くなっていた。
さあ、出発である。今回から新しいスパッツをつけており具合がいい。 ここから富山平野がはっきりと見える。そういえば、自宅近くから弥陀ヶ原がはっきり見えるので 当然といえば当然である。しかし、気もちがいい。雪の大平原へ出発である。 この季節気を付けなければならないのは、雪崩、クレバス(裂け目)、雪屁(崖からはみ出した部分) である。
平原といってもアップダウンはある。気分はハア〜イハイハイ。
雪原を歩いていると、木の天辺が出ている。積雪は3m〜5mくらいか。雪で曲がっているが溶けると まっすぐになるそうだ。
展望台と思われる場所についた。看板と思われるクイが3本出ている。向こう側は立山カルデラである。 ここから90度の崖沿いに進む。
崖の淵の雪屁(セッピ)の上に恐る恐る立つ。抜けたら終わりである。
まもなくお昼にしよう。カルデラの向こうに薬師岳がきれいに見えていたので、薬師を 背中にパシリ。天気がいいので雪の質が悪くなる前に戻らなければならない。
これがランチである。寒くはなかったが、レジャーシート越しの雪は冷たかった。対策が 必要と分かった。
昼ごはんとコーヒーを飲んでゆっくりしている。風が気持ちいい。1時間ほどゆっくりした。 こんな時に俳句の一句でも浮かぶかと思ったが無理であった。
せっかくなので雄山を背にパシリ。
気持ちいい汗をかいてバスや電車の中でうつらうつらした。いつもは岩峅寺で乗り換えるのを 富山駅まで行き、松川べりを歩いた。先週いたち川の中にカモがいたのでパシリした。