2011年 1月 3日 古い奴だとお笑いでしょうが 瀬戸蔵山 

(我流)地図とコンパスの使い方練習 



日(曜) 2011年 1月 3日(月)
行き先 瀬戸蔵山
天候 晴れ
メンバー 単独行(途中から見ず知らずの3人)               
コース 到着時刻ー出発時刻 所要時間
らいちょうバレー山頂駅  9時35分
瀬戸蔵山 11時00分ー11時 5分  85分
らいちょうバレー山頂駅 12時00分  55分
合計 140分(2時間20分)


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 冒頭、お断りしておきたいことがある。私は、GPS機能に代表される登山における電子機器の発達について喜んで評価している一人である。 昨年11月末に室堂でスキーヤーの方が雪崩に遭われ二人亡くなられたが、反面四名は助かったのである。報道では、関係者のチームワークと かで美化されていたが、彼らがビーコンを所持していたことが救助の要因だと考えているのは私だけだろうか。
電子機器は優れた能力がある半面、電池が無くなればタダのお荷物である。デジカメで何度苦い思いをしただろうか。
登山関係の書物には「地図とコンパス」は必需品などど書いてあるが、使い方について詳細に触れた書物にお目にかかっていない。もっとも 地図関連の書物は膨大にあり、コンパスの使い方も説明書始め多く解説されている。これから触れる内容は、主に明治時代の先達者達の記録 を元に自分で考えた内容である。
 道に迷わないように本の通り地図とコンパスをバッグに入れて山へいったが、迷ってしまった。という笑い話もあるらしい。
準備するものは、地図であるが出発前に@ルートの予定を実線で書き添える。A磁北線を書きいれる。はしておきたい。解説書では現地で 行うようにされているのもあるが、「そんなことやってられない」というのが本音である。これらは、カシミールでもウオッチャーズでも可能 である。ルートは或る程度直線を頼りにしている、今回の例では、大品山までA、B、C、Dと書きいれてある。
コンパスはシルバコンパスがいい。最初100円ショップで部品を揃え自分で作ろうとしたが、真ん中の短いコンパスが出来なくで断念した。 ここで注意しなければならないのは、コンパスは方向のみの機能しかないということである。また、同様に地図は地形のみである。
道に迷うということはどういうことかと考えると、どこにいるか不明な状態である、という結論に行きつく。地図上のどこにいるのかを GPSのように明示されておればいいと考える。
準備するものに地図の太い線と細い線の距離を調べなければならない。この例では10mである。次に、自分の歩幅を推定しなければならない。 30cmと仮定する。これで、地図の線と線の間の10mを30cmで歩くと33歩とでる。33歩づつ数え33歩になったら、地図上の登山道 と等高線の交わり部分をマークする。これを繰り返すと常に自分の所在地が分かる。
登山道のあるルートでは、コンパスは不要である。なぜなら、一本の登山道を歩くことが多いためである。登山道の無いルートを開拓している 人達には必要であろうが、登山道の主旨を考えるとあまり賛成はできない。
コンパスでA地点からB地点まで長い方を合わせ、次に真ん中の短い方を磁北線に合わせれば完了である。後は、短い矢印と磁針を重ねるように 歩くと、長い矢印が進路方向になる。  

 昨年の11月に冬用のスパッツをアイゼンの爪で破いてしまった。ゴアテックスだったかもしれない。こんな高価な装備は直ぐに買えないので 補修をした。雪山でスパッツがないと足が凍傷になる危険性がある。
 立山駅には8時30分に到着した。10分待てばバスがでる。しかし、歩いた。同じ電車のボーダー達はバスで移動している。
 山頂駅前でスノーシューを履いたところである。ちょうど、ボーダー達の進路になっており邪魔だと分かったので急いで撮影したため傾いている。

 いきなり、ラッセルであった。2人の足跡しかない。ワカンである。自分はスノーシューなので大きさが合わずつぼ足というわけにはいかない。 ヒザラッセルから始まった。まもなく、2人に追い付く。当然、「ラッセル替わりましょうか」と話しかけ、2回ほどトップでラッセルした。 昨年より酷くはなかったが汗がタラリと落ちてきた。確か0℃近くである。地図にマークしながらであったが、途中でシャープペンを落してしまった。 この雪の中では探せない。雪はいわゆるパウダースノーで、一歩踏み込もうと片足を上げると上げて無い方の足がさらに10cmほど沈む。
しかし、先にいた二人と後からなんとアイゼンで追いついた4人で代わる代わるトップを交替しながら、自然にパーティーが出来上がったことは うれしいことであった。天候は最高である。ここは、樹氷が奇麗な場所であったので、撮影させてもらった。スノーシューを履いていてもヒザまで 雪がかかっている。  

 瀬戸蔵山頂上である。ここからの立山方面は絶景であった。絶景をバックに撮影してもらった。  

 ご存知、トイレの屋根である。これで推定すると積雪は2mぐらいか。  

 帰りは、当然「ふるさと」で昼食である。1日にFさんと会い約束を果たした。勇気を出して「写真に入ってもらえませんか。」 というとお昼時の超混雑時間ではあったが下まで来てくれた。ツーショットを内心期待していたが、バイトの人もカメラに前に 駆けつけたためこのようになった。これも微笑ましくていい。今シーズンも何回かお世話になる予定である。

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