2011年 3月 5日 牛岳(ニ本杉+α) 

「たま山」サークル企画 



日(曜) 2011年 3月 5日(土)
行き先 牛岳(ニ本杉+α)
天候 晴れ
メンバー 「たま山」サークル YUJIさん、ぜんち               
コース 到着時刻ー出発時刻 所要時間
牛岳スキー場山頂駅  8時55分
東屋 10時10分ー10時20分  75分
二本杉(登山口) 11時25分ー11時50分  65分
+α(15分) 12時 5分ー12時10分  15分
牛岳スキー場山頂駅 13時20分  60分
合計 215分(3時間35分)


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新しくなった富山駅バスターミナルで7時に待ち合わせをし、7時20分発の「山田行政センター」行きに乗車した。 待ち合わせの時間でスパッツなど身繕いを行う。運賃は片道980円であったが、降車の際「エコマイカ」という プリベイド式のカードを買えば15%引きになるとのことで購入した。ただし、補償料金500円が徴収される。 この500円は解約時に返金される。行政センターに着いたが、バスが来ない。前もってネットで調べていたがなんと 日曜・祭日用であった。土曜日も別ダイヤが組まれていたとは知らなかった。でも3分の違いでホッとした。次回からは 慎重に調べて来たい。牛岳スキー場で頂上までのリフト券を買い、ベアリフトで頂上駅に向かう。天候は最高であった。 しかし、リフトに乗っていると少し寒かった。頂上駅周辺に設置してある椅子に座り、カンジキを付ける。今回は調整済み で先週のようなことはならない(はずだ)。正規の出発点で撮影する。この時ヒザまで雪に埋もれている。
先週の大品山ではトレースが完ぺきに出来ており、ここでも同じようで昨日雪が降ったが20cmほどと予想していたのだった。

 私は牛岳は初めてである。YUJIさんのリードのもと付いて行った。しばらく行くとYUJIさんが立ち止まった。 雪がこんもりと積もっている場所にたたずみ微動だにしない。写真の場所である。内心、まさかここではないでしょう と考えていた。人生には、上り坂、下り坂にまさかの3つの坂があるということが何かの本に書いてあった。そのとき YUJIさんの左足が高々と上がり、新雪の上に降り立った。ヒザまで沈む。まさかであった。
 スキー場は地形的に雪の積もりやすい場所を選んでいるとは思うが、これほどとは思わなかった。

 「そ〜れ、ラッセル、ラッセル」の連続であった。吹き溜まりの場所では、ヒザの上の太ももの辺りまで沈む。これは自分の トレースである。  

 冬山はこうで無くては面白くない、と強がっていたが、まもなく声も出なくなった。これは後ろから撮ってもらった。
今回はカンジキ2回目であり、自己流である。しかし、すもうのシコのように足を上げて空中で前に出せば 雪の抵抗を少なくすることが出来ると学んだ。が、だんだん足が上がらなくなっていく。
気温は氷点下だと思うが、額からの汗が目に入りダクダクの状態である。上着を脱いだ。  

 休息時点としていた。東屋前である。後ろにこんもりとなっているのが東屋の屋根である。全て雪に埋もれている。ここからの 眺望は最高であった。薬師岳から雄山、剣岳、毛勝三山を始め、大品山、鍬崎山も見ることができた。ほんとうにいい天気だ。  

 

 雪崩れている場所の前を通る。

 少し休んでいる間にYUJIさんはどんどん先に行っている。(小さくてごめんなさい)

 先週紹介した、YUJIさんの工夫である。真横からの方が分かりやすいので再び紹介すると;
ストックの中央部を改造し、上にカメラ用のネジを付けているのである。普通は三脚を立てて撮影 しなければならないが、けっこう面倒である。これを使えば、雪に刺せばOKとなる。優れもので はないだろうか。(方法は本人に聞いてください。)

 後ろから、スノーシューを履いた若者(自分よりは)が来る。自分達のトレースを100%利用して楽に 登ってくる。まもなく合流した。YUJIさんと話をしている間も自分は「ラッセル、ラッセル」と前を 行く。もうヤケに近い。足がけいれんしている。しかし、行かねばならない。そこへスノーシューの若者が 「前へ行きましょうか」と声をかけてきたので、喜んで道を譲った。このまま二本杉の登山口まで行って くれると確信していた。えっ! エッ! 何で?である。50mほどで止まってしまった。「また、俺かよ〜」
今回カンジキは問題なかった。安定している。しかし、少しずつ緩んでいたようで、外れてしまった。 しかし、自分で調整していたため、構造が分かっておりほどなく締め直しで再開した。  

 やっと二本杉の登山口に着いた。ここで昼食とした。もし知らない人がいたらどうなるだろうか。
 知らない人「ぜんちさん達 どこへ行って来たの?」
 ぜんち達 「牛岳です」
 知らない人「牛岳は頂上まで行けたケ」
 ぜんち達 「登山口までです」
     

帰りの時間を計算して(結果的に間違っていたのだが)15分間のみ先に行くことにした。
ここからが本当の登山である。傾斜は甘くない、というかこんなものだ。今までは車が通る車道だったのだ。  

 15分経過後の小さなピークで終了とする。最後の撮影になった。
もうラッセルの必要がないと思うと自然笑みが出てくる。今回は撤退である。  この時点で足のけいれん3か所発生した。日頃のトレーニング不足が出ている。 課題は太ももの筋肉と腰であろうか。  

 牛岳の頂上を撮影し、どの位まで行ったかを目視で確認した。  

 牛岳温泉前から見た景色である。特に薬師岳の白さが際立っていたようだ。  

 途中で撤退したことと、戻りの時間を読みを間違えていたことで、湯あたりするほどゆっくり 温泉に入ることができた。

このままでは終わらせたくない、という感情が二人に芽生えて来たことは自然のことではないだろうか。  
 
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