2011年9月10日 白山 リベンジ 

『遅い奴は、置いて行く!』

日(曜) 2011年 9月10日(土)
行き先 白山
天候 晴れ
メンバー てらさん、Nさん、ぜんち
コース 到着時刻ー出発時刻 所要時間
平瀬道登山口  6時25分
休憩  7時15分ー 7時20分  50分
大倉山頂上  8時20分ースルー  60分
大倉山避難小屋  8時25分ー 8時35分   5分
室堂 10時30分ー10時40分 115分
頂上400m前ダウン 11時15分  35分
室堂 13時10分
大倉山避難小屋 14時15分ー14時25分  65分
平瀬道登山口 16時00分  95分
合計 425分(7時間 5分)


map-hakusan201109.jpg(350000 byte)    

前回7月は、ぜんちの体調不良により登頂が出来なかったので、今回はリベンジ登山になった。同じコースを採る。 しかし、前回のつてを踏まないように『遅い奴は、置いていく!』というルールにした。 前半は、ぜんちが先頭に立ち、早いペースで引っ張る。前回室堂着が13時を回っていたにも関わらず今回は10時30分 である。いかに早いかが分かる。

 皆と30分遅れで室堂に着く。10分休憩して登山道に入る。ゆるい坂で石畳みである。(少し拍子抜け) 頂上まで500mの看板を過ぎ100mほど行くと、私はもんどり返った。登りに使う両足の筋肉4か所が肉離れ寸前になっている。 すぐに、登山道を抜け大きな石の上にあおむけになった。10分ほど経って立とうとした。ダメだ。立てない。足をもむ、親指を曲げる など、知識を総動員して回復に努めた。しかし、無駄であった。あおむけで、青空が見えていたが、両方のほっぺたは濡れていた。 この経験は何度かある。昨年の薬師岳でも起こった。足の筋肉は登りと下りでは違う。もう400mである。これは高さではなく距離で ある。這ってでも登れないか。立てないのでは何もできない。さらに10分ほど。私は、無念の涙とともに、そ〜っと立ち上がり、下山 を開始した。下山では少し気(ケ)はあるが、どうにか歩ける。室堂に着いた。ベンチに足を乗せると激痛が走る。そのまま30分ほど 経って、登頂を終えた二人が帰って来た。

「♪君がいない〜」


 なんだ、このヒラヒラ山スカは!(見てみたかった。) 

 砺波のKさんといっしょに昼食である。  ここで「山を辞める」と宣言する。これは神の意志である。

 誰か、花の名前を教えてください。

 平瀬温泉に入った。お湯は柔らかく、建物も新しかったので気持ちが良かった。

 帰りの車の中で敗因分析を行う。最初が早すぎた。水分の補給が少なかった。リュックを前で担いでいた。などなど。
 正直、富士山、剣岳を登頂した辺りから、「もう山はいいかな」などど思っていた。それに加えて、今回の痙攣を続けば 意欲は急激にしぼんでいった。長い人生の中で3年ほどの山との付き合いでしかない。全部辞めることはできないだろうから 少しづつ距離を取っていきたい。年数回近くの山を一人で登るような形になるだろうか。まだ分からない。



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