2011年12月25日 医王山麓

日(曜) 2011年12月25日(日)
行き先 医王山麓
天候 雪一時曇り
メンバー 武やんさん、ひろさん、なおりんさん、れい子さん、yomogiさん、ぜんち
コース 到着時刻ー出発時刻 所要時間
喫茶店から100mほど奥の路上  9時35分
東屋 10時10分ー10時30分  35分
休憩 11時30分ー11時40分  60分
東屋(昼食) 13時20分ー14時10分 100分
喫茶店から100mほど奥の路上 14時40分  30分
合計 225分(3時間45分)


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 長期予報は雪であり、大雪の予報が出ていた。そんな時「武やん」さんからのメールが届く。『どんな天候でも決行します』 正直、これには新鮮な驚きがあった。今までの自分のスタイルは、一応決めておくが、前日の予報で決定していたからである。 晴れの天気を気にしない分、気は楽であった。しかし、私の頭の中には別の思いがあった。里山×冬山で最悪の事態を想定した。 多くは道迷い、ビバークの類だろう。そのため、ビバークの可能な重装備になった。これに、スノーシュー、カンジキでかなりの 量になった。

 富山組からは3人であり、自分も同行すればよかったのだが、家人が仕事で車を使うことになり、電車で集合場所に向かった。

出発は、スポーツセンターからである。出発準備は30分ほどかかった。雪は酷く、最高の冬山登山になった。

写真は出発直前である。雪の酷いのが分かる。自分の予定では、登りスノーシュー、下りカンジキの積りで邪魔になったが 2つ持って出た。

 ルートは、林道を進んだ。東屋で休憩とカンジキ、スノーシューを装備する。

 完全な冬景色である。

 東屋で休憩している。雪は20cmほどか。

 脇に登山道が見える。武やんさんが問う。『このまま林道へ行きますか?それとも登山道を進みますか?』
 ここで、なおりんさんの一言が出た。『登山道がいい』
 ここでは自分が先頭の番で来た。そのまま、先頭で登山道へ登る。ラッセルになった。取りあえず、ヒザまでで何とか行ける。 しかし、急坂はスノーシューは弱い。といってもカンジキに履き替える時間もない。


途中で登山道が通れず、高巻く。しかし、道が無い。藪コギである。こんなところを歩いているのである。私は上で撮影した。
ここまで、れい子さんは大活躍だった。本当に初めてなのか、と信じがたいくらいに先頭でラッセルを担当された。  

 今日は、ピークハントではないので、少し気は楽であった。久しぶりのラッセルは堪えた。なおりんさん、正月の飾りに使う 「ツルウメモドキ」を懸命に探している。自分は知らない花(?)である。前の方から、「あった〜」と黄色い声がする。 これがそうか、リュックに結わえつけたのを撮影する。  

 再び、なおりんさん、キノ子を懸命に探している。再び、前の方から「あった〜」の黄色い声がする。ナメコであった。  

この後も、大きなナメコ、ヒラタケがたくさん採れた。全て冷凍状態である。気温はマイナス4度くらいであろう。 yomogiさんは、ストックの上にカッターナイフを器用に付けてえぐり取ろうとするも冷凍状態では歯が 立たなかった。手で引きちぎろうにもダメであった。ひろさんは、小さいカッターを樹木との隙間に入れ、トントンと繰り返し、 スーパー袋に半分ほど採れた。

これは、形のいい立派な「サルノコシカケ」である。昔は高値で取引されたとか。煎じて薬にするらしい。

 このまま西尾平を目指すも道なき道を進んでおり、訳が分からなくなってきた時であった。『トレースがあるわよ〜』との声。 良かった、良かったと思ったのもつかの間、このトレースは自分達がさっき付けた跡であった。つまり、ぐるりと回って来たの であった。一般的にこういう状態を道迷いという。しかし、武やんさんは、微動だにせず、先頭を切っている。医王山は登山道 と林道がほぼ並行に走っており、南側へ行けば必ず林道に出るということであった。まもなく、行き止まり。下は絶壁に近い。 なんと、斜めに降りて行くではないか。自分はスノーシューなので尻そりで最後に降りた。見慣れた、トレースの道に出た。
 もう安心である。先ほどの東屋で昼食である。  

 帰りは、有名な湯涌温泉で温まった。湯温が高くいい温泉である。
 ここで解散するも、私は武やんさんに駅まで送ってもらった。感謝感謝である。
 今回の冬山は新しい一面を教えてくれたので、山に対する視野も広がった。また、機会があれば参加させてもらいたい。

   富山方面は10分後に到着した、泊行のため、寝ては乗り過ごす。終始「寝たらあか〜ん」を繰り返した。
 平野部は大した雪にはならなかったようだ。



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