2014年 7月 5日 大菩薩嶺

百名山 24座目

日(曜) 2014年 7月 5日(土)
行き先 大菩薩嶺(2057m)
天候
メンバー 単独行
コース 到着時刻ー出発時刻 所要時間
ロッジ長兵衛  9時00分
福ちゃん荘  9時25分ースルー  25分
大菩薩峠 10時15分ー10時20分  50分
大菩薩嶺 11時25分ー11時30分  65分
福ちゃん荘 12時25分ースルー  45分
ロッジ長兵衛 12時40分  15分
合計 200分(3時間20分)


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 10日ほど前のことである。東京にいる子供の様子を見に行って欲しいというミッションを受けた。「まだ、病み上がりなので、代わって欲しい!」 と言っては見たものの、すっかり心は見透かされているのか、仕事を理由に再要請であった。(ふっ、ふっ、ふっ・・・ク、ク、ク・・・・)  この時点では、まだ何とか山とか何とか岳にはいけないなあと思いつつ、どこか適当にハイキングをして来ようと考えていたのであった。  2月に計画していた御岳山(みたけやま)に照準をあてていた。条件は、半日程度戻って来れる山ということである。日曜日は研修なので日帰りが 条件である。地図をズラズラ眺めていると山とか岳のつかない「大菩薩嶺」が目に止まった。百名山である。しかし推奨のコースは1泊であった。 登山口がいろいろあるので、方っぱしから調べると、なんと1時間程度で行けるルートが見つかった。しかし、頂上だけでは勿体なく、大菩薩峠も コースに入れても半日で戻れることが分かった。名前からして登山ではなかろう。

 アクセスは良かった。

 駅から降りてバスを探そうとしたら、案内された。待ち時間数分である。天気は雨である。バスの中で雨具を着用する。完全防備スタイルである。  

 貸し切りかと思っていたら5人乗車した。片道1,000円である。

 登山口の上日川峠に到着する。公衆トイレもあり、紙付きであった。

 ロッジの真ん前である。雨が酷い。登山ズボンが雨具より長いのでスソがはみ出ている。午後から都心へ出なければならず、ズボンのスソ が泥だらけではまずいだろう。スパッツを忘れてしまっていた。急きょ、ズボンのスソを靴下の中に入れた。こうすると、大丈夫そうだ。

 突然、声を掛けられた。ロッジに宿泊している方であった。どこへ行かれると聞かれたので、大菩薩嶺と応えると、私も行けるかなと普段着の ジーパンのスニーカーで聞かれた。こっちも、登山という認識ではなく、リハビリハイキングの予定ですと本音を言う。

 標識も分かりやすい。この林道を行けばいいらしい。私は、歩き出したが誰も来ない。バスの4人はどうしたのか?

 なるほど、林道を真っ直ぐいけば分岐点の福ちゃん荘に行けるようだ。ハイキングである。

 しかし、登山道の標識が現れる。しばらく、迷う。病み上がりで登山はしないことでここを選んだ。頭の中は林道を進むことで結論 を出していたが、体は条件反射で登山道へ行ってしまった。
 まったく、普通の登山道であり林道と並走していた。登山になるなら、大菩薩山とか大菩薩岳にすればいいのにと思いながらであった。

 久しぶりのためか、汗が酷い。

 分岐点である。あまりにもあっけなく着いてしまった。

 まずは、頂上よりも峠へ向かおう。  

 お馴染みの標識があったので、安心して進む。道は心配はいらなかった。登山道は福ちゃん荘までで そこから先は、舗装こそしてなかったが、林道そのものであった。やはりハイキングである。

 富士見平という場所には、ベンチがあり休憩できるようになっていた。小屋もあったが開いている雰囲気ではなかった。

 晴れておれば、ここから富士山が見えるということだ。雨でも静かでいい。ここまで誰にも会っていない。

 渓流がいい雰囲気を出していたので、少し後戻りしてアングルを決めて撮影する。余裕である。

 分岐点に来たが、標識がない。こういう場合はどちらへいってもいいはずである。右へ行った。  

 後ろから軽快な足音が聞こえる。間もなく抜かれる。さっきバスで一緒の若者だ。感動したね!ついでに、道も撮影しておこう。
 こういう平坦な広い道であった。

 あっけないくらいに大菩薩峠に到着する。まず、撮影である。

 数メートル前に山小屋がある。

 標識も撮ろう。

 まるで観光地の土産物売り場である。今日は雨なので誰も来ていない。  

 ここから、大菩薩嶺に向けて稜線歩きである。大菩薩峠の全容を振り返りざまに撮影する。

 若者は戻ってしまった。また、独りになる。

 前方である。雨が酷く。稜線に出たものだから風もあり、手がかじかんでくる。グローブを出そうかどうか迷った。出せば5秒で出せる。

 岩場が現れる。グローブを出そうかと思ったが、新しく買ったばかりで濡らしたくないので、そのまま進む。大した岩場ではない。

 ここで迷ってしまった。標識の通り進むと360度ロープで囲まれた場所にぶつかってしまう。しかたなく戻る。

 避難小屋が見えたのでルートが正しいと確認した。ネーミングがもう少しなんとかならんかったのかね。

 賽の河原は、何者かいるような気がする。

 この中に、何かあるのだろうか。鬼が石を積んでは崩れ、また積んでという神話を思い出す・・・・。

 今度も岩場である。しかも、マーキングが見えない。まあいいわあ、と適当に登る。両手を使わなければならなかった。
雨で足元が滑りそうになる。滑るのは、親父ギャグだけにしてくれ〜え!

途中まで上ると反対側にペイントらしい岩が見えた。反対だったのか。

 木に花が咲いている。「ウラジロヨウラク」かな?

 2000m時点である。普通はここで高度計の標高を合わせるのだが、もう数十メートルなのでスルーする。

 ここで、中年3人に会う。どこから来たと聞かれたので峠から来ましたといったら、感心された。何故?   

 福ちゃん荘からここまで1時間ほどなので、ほとんどの人はここから来るそうである。たしかに2倍違うのは大きい。

 登山道はぬかるんでいるが、それを通り越すと池のようになる。迂回しながらの歩きになる。

 目的地に到着である。静かである。雨が降ってなくても眺望なんか望めないのではないか!

 頂上付近の全容である。

 最後の標識である。

 ここからは、近道を通る。  

 この唐松尾根は普通の登山道であった。ミズナラが多かった。団体さんが登ってくる。20人ぐらいいた。

 分岐点に着いたが、靴を汚したくないのと、13時のバスに間に合わせるために車道で下る。ところどころの水たまりで靴底を洗いながらである。

 到着である。バス出発まで20分あり、着替えて待っていると、小さい地蔵菩薩があった。大菩薩峠で小さい菩薩というのがいいねえ。

 また、1,000円でバスの人になる。さあ、これから都心に向かいミッションの遂行である。

 子供とは新宿で待ち合わせし、少し遅い昼食である。ホテルのレストランを主張したが、安いのでいいというので 適当に入る。  

 デモ行進を目撃した。太鼓をたたきながらは、迫力があった。

 新宿にもあったんだ。

 子供の高校時代の英語の先生が、七姫山で遭難死したことを告げると、東京の友人にも伝えるという。

 ゆっくり話をするために、少し高かったがコーヒー専門店に入る。どこもいっぱいだ。

 さて、夕飯だ。登山の後はラーメンに決めていたが、肥満の原因になっているので、カレーうどんにした。(同じか!)



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