2014年8月15日 称名滝

立山登山失敗

日(曜) 2013年8月15日(金)
行き先 称名滝(m)
天候 曇り後雨
メンバー 単独行
コース 到着時刻ー出発時刻 所要時間
電鉄立山駅  6時30分
八郎坂登山口  9時30分ースルー 180分
称名バス停前休憩所  9時50分ー10時15分  20分
電鉄立山駅 12時20分 125分
合計 325分(5時間25分)


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 長期休暇で野口五郎岳の計画を1年間じっくり考えてルートや準備は終わっていた。しかし、環境がマイナス(登らせない方向)ばかりに向かうので 中止(順延)した。山は無くならないのでいつでも登れると良く言われるが、あれは間違いであると考えている。やはり、登りたいときに登るべきだと 思っている。

 今日は、軽い気持ちでちょっと立山へ、と計画した。しかし、あの混雑は耐えられないため、あえて旧道で登ることにした。これまでも数回実施して おり問題はないはずであった。

 天気予報は夕方から雨で。明日も曇り後雨なので、大したことはないと踏んでいた。前線は列島と縦断しているが大降りにはならないだろう、気を付ける のは雷だけではないか、と。

 立山駅から直接藤橋方面へ向かい、称名道路を歩く。ここは、舗装されているので歩きやすい。

 「オオイタドリ」と「クズ」の生存権争いが行われているようだ。「イタドリ」の新芽は食べることができるので、キャンプ場でお浸しにして 食べる予定でポケット一杯採る。「ここから中部山岳国立公園」という看板までは大丈夫なはずだ。

 ドライブインのクムジュンの看板が変わっていた。「ヤマホタルブクロ」が咲いていた。

 今日は、70Lザックにテント泊用の装備や食料を担いでいるので20kgぐらいであろう。一番重いのはザックである。 鉄板も入っており、自分の背骨の形に合わせてある。
 歩いて1時間ぐらいから、大粒の汗がポタポタと落ち、眼鏡を手に持った。アンダーウエア一枚であったが、速乾性が乾かない。風は少し寒いくらい に吹いている。いやな、予感がした。低体温症である。称名滝までは7kmであり、2時間以内に着ける。マラニックの選手は1時間で着く。しかし、 体が冷えて、どうにもならなくなってきた。こういう時は、上に一枚羽織り、レイヤードといって温かい空気の層を間に作ればいいことは分かっていた が、思考能力が鈍り、数歩で止まりの連続であった。このまま、続ければ歩行困難になることは分かっていた。しかし、こんな1000m未満の舗装道路 でなるとは・・・・。大量にかいた汗が冷たい風で冷やされ低体温になって、ふらふらの状態になった。

 もう30分ほどで八郎坂なので、少し無理して歩く。サンダル履きのカップルにも抜かれる。幼稚園児にも抜かれる。

 そして、大雨である。これは決定打になった。西の空は明るいので、30分もすれば小雨になることは分かっていたが、写真を撮って  帰ることにした。なんと、情けないことか・・・・・。

 せっかくここまで来たので、真面目に植物を観察するが、まだ分からないのが多い。

 これは「ヒトリシズカ」かな?

 こういう蝶を見ると「ギフチョウ」と思ってしまうが、たぶん違っているだろう。

 帰ってから手持ちの図鑑で調べたが、分からず。

 「クルミ」の木があった。これは発見である。しかし、崖下なので採ることはできない。残念である。下には、いっぱい落ちているだろうなあ。

 なんかよく分からないが、「ノアザミ」かな?  

 雑草と言ってしまいたいが、名前があると思う。

 記憶は薄いが「ツキミソウ」ではなかったか。

 「モンシロチョウ」が止まっている。キチョウも飛んでいたが、飛ぶのが早く撮影できなかった。

 最初は何の花かは分からなかったが、「クズ」の花のようだ。たくさん咲いていた。

 昆虫も見つけた。名前は知らない。  

 「キチョウ」が道路に止まっている。死んでいるんだろうか?

 立山駅に着いたが、どうも気分が晴れない。雨は小雨になったものの降ったり止んだりである。  

 せっかく交通費を使ってきたので、勉強することにした。確か、何かの特集をやっているはずであった。  

 有料ゾーンと無料ゾーンがあったが、当然有料ゾーンに入り、3D眼鏡をかけてカルデラの映像を2本見た。感動した。よく分かった。

 ズボンが汗と雨で濡れており、足にまとわり付くので軽く少しひっぱたらそこから破けてしまった。ここまで使えばもういいだろう。さっそく、明日 買いに行かなければならない。講習会でも年齢とともに高価な装備を用意することと言っていた。最近、可処分所得が減っているような気がするが 理由は分からない。何か買っているのだろう。商品をレジに運んでレシートが出てきてからお金が足りないことが分かり、ほとんど置いて来たという 前科があるので、注意しなければならない。あの時は、バス代もなくて何時間も歩いて帰ったなあ。

 有料の場合は、2Fの展示室も入れる。素晴らしい展示である。カルデラの事がよく分かった。

 立山温泉の再開を期待していたが、山崩れで全滅したと分かり納得した。カルデラは、登山道は無いが竜王岳から見るのが一番いいようだ。 (ただし、危険であるので勧めない。最初に道を間違えてたまたまの発見であった。)  

 今日は、立山登山失敗なので、インスタントラーメンを食べる。

 もう、リュックを担いで何時間も歩けないという事実だけが残った。この事実は受け入れなければならない。間違っても体を鍛えようなどどと は思わないことだ。これが自然の老化である。


 タイトルが称名滝になっているのに、滝の写真がないではないとと叱られそうなので、過去の記録 八郎坂〜弥陀ヶ原を貼り付けておきます。



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