2015年 5月17日 縄ケ池

日(曜) 2015年 5月17日(日)
行き先 縄ケ池
天候 晴れ
メンバー イベント参加者約50名
コース 到着時刻ー出発時刻 所要時間
JR城端駅  8時 5分
くさのさんの車に同乗  8時30ースルー  25分
開会式  9時00分
縄ケ池 10時00分ー12時30分 150分
昼食 12時30分ー13時30分
Sさんの車に同乗
自宅 16時30分
合計 175分( 2時間55分)




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 今日は「縄ケ池」で観察会が開催される予定であった。自分は車を持たないので開会時刻には間に合わないと単独の予定を組んでいた。
 いままでも、「眼目山立山寺」「倶利伽羅峠」と観察会があったが、参加しておらず、単独で行動している。偶然の一致だと思うが、今回の縄ケ池も 含めて、「中部北陸自然歩道」のコースの一部になっており、いずれもこれを利用している。今回もつくばね森林公園と縄が池を訪ねるみちに向かうために城端駅から歩く。



 城端駅から国道304号線を少し歩き、途中から県道21号線へ曲がり、再び別の3桁県道に沿って歩く。田園風景の田舎の景色はいい。しかし、標高差は800m ほどある。これは、伊吹山に相当する。私は、登山スタイルのフル装備で出かけたのであった。しかし、昨日の検査の結果も尾を引いており、何となくダルイ感じも 終始襲っていた。

 県道を歩いていると、信じられないことが起こった。「くさのさん」の車が隣に止まったのである。何か先週のパターンと似ている。
 いままで、次の目印の交差点を目印に歩いていた頭が戸惑っている。集合地点の「じょうはな座前」は国道304号線沿いにあるし、今回の ルートは誰にも知らせていない。今回もありがたく同乗させていただいた。しかし、どうして分かったのだろうと終始考えていたが分からず聞いたら
「この時間帯に田んぼの中の道をリュックを担いで歩いている人物は『ぜんちさん』ぐらいしかいないだろうと、進路変更して来た。」
ということであった。しかし、国道からが90度離れており、よく見つけてくれたと思う。この確率は、非常に小さいだろう。 ちなみに、私は今回の観察会に参加するということも話していない。こんなことは現実に起こるのだなあ。 それとも、くさのさんの超能力なのかと本気に考えている。

 実を言うと、集合場所も着いてから知ったしだいである。

 開会式の風景である。50人位ではなかったななあ。老若男女と様々な人たちである。顔見知りも7人居た。

 ここで、車を出してくれる人を募り相乗りで目的地へ向かう。  

 途中で全車両を止められた。苦労して路肩に止めた。「夫婦滝」である。これは素晴らしい!
 40mに高さがあり大滝山のブナ林が源泉ということであった。そのため、枯れることがないという。右側が男滝、左が女滝 ということも説明があった。

 逆光であったが、全容を撮る。

 ここも目印であった。

 日陰にはまだ残雪が残り、フキノトウもまだ出ている。

 駐車場から見た砺波平野である。散居村が良くわかる。  

 医王山である。

 説明の風景である。皆真剣にメモをとっていた。

 御製碑である。「はてもなき 砺波のひろの杉むらに とりかこまるる 家々の見ゆ」(昭和46年宮中歌会始め 御題「家」)

 このように、頑丈な作りの中に設置されている。

 駐車場から縄ケ池に向かって歩いている。

 すぐに到着した。

 展望台である。ここの場所だけ、刈払いされている。全容が見えるのでいい。

 「キンキマメザクラ」がまだ咲いている。

 登山道のような場所を通る。

 「ニリンソウ」が群生している。

  花が3つあったので、サンリンソウかと思ったが、葉柄がなかったので同じニリンソウである。

 「ザゼンソウ」の色が若々しい。

 わ〜!と心の中で叫んでしまった。水芭蕉の群生である。

 木道に沿って歩く。沼地にはヨシの枯れたのが横たわっている。水が流れている場所だけに水芭蕉が咲いているが 全面に水が渡ると全部の場所に水芭蕉が咲くということであった。

 「ミズバショウ」

 この柱を覚えておいてくれと言われたので撮影する。  

 句碑の場所で説明があった。後ろからサラサラと小川のせせらぎら聞こえてくる。何か忘れてしまっていた遠い昔を 彷彿させる。しばらく、川面も見ていたが生物の気配は無かった。

 句碑。「水きよき 池のほとりに わがゆめの かないたるかも みずばしょうさく」(昭和44年5月26日)

 看板は撮っておく。

 近くにミズバショウがあったので、触った。白い部分は思ったより分厚くしっかりしていた。葉の方が柔らかい。花目は固く、触ると指に 花粉のようなものが付く。

 解説の風景である。今回のお世話は「城端ナチュラリスト研究会」の方々である。花見の時と同じ先生であった。  

 この池は、紅葉時期も落ち葉が池に残らないばかりか、部分的に盛り上がるということであった。写真も見せて貰ったが盛り上がっていた。 不思議な池である。

 高清水登山口である。

 また、ザゼンソウがあったので正面から撮影する。

 キクザキイチゲやつくしやフキノトウが成っているが、もう「サンカヨウ」が花をつけている。

 残雪の状態である。

 池を一周回るコースである。狭く、ところどころに残雪部分もあり、スリッパ状態の私の靴はよく滑ってくれた。

 「鏡岩」の標識である。この後ろに岩があるが、見えないので、反対側から撮ることにした。

 池の中には、「サンショウウオ」が何匹も気持ちよさそうに泳いでいる。

 これは、サンショウウオの卵である。  

 大きな立山杉である。  

 看板は撮っておく。

 縄ケ池姫神社の社である。

 反対側から撮った「鏡岩」である。ここで、髪を解いたということで名前が付いたということで、ローレライと同じことという 説明であった。

 解説の風景である。  

 「タテヤマスギ」

 「けいちゃん」が「ユキツバキ」と言って持ってきた。確かに、ここまで切り込みが入っているのでユキバタツバキではないという。

 写真を撮ったが、外観からは分からないねえ。

 「エンレイソウ」は今年よく見かけた。

 「フモトスミレ」と言ってなかったかなあ。メモ取り忘れ自信なし。  

 「スミレサイシン」と誰かが言っていた。

 昼食のために戻って来る。残雪の状態である。句碑に行ったグループもいたが、自分たちは日陰を求めて戻って来た。

 解説小屋も作られていた。組み立て式とのことであった。

 Sさんのレジャーシートは、世界地図であった。

 この3人で乗り合わせたので、最後まで行動を共にする。残雪の上でくつろいでいる。この後、昼食をとる。  

 「オオルリ」である。(私のカメラでは分からない。)

 「オオルリ」(撮影:yokotaさん)

 「オオルリ」(撮影:yokotaさん)

 オオルリ。(出典:日本野鳥の会のホームページ)

 「サカハチチョウ」 羽を広げると、白い部分が漢字の「八」を逆さまにしたようになる。

 帰り際に看板を撮影する。

 いい場所であった。

 駐車場へ戻ると、ハンググライダーだか、パラグライダーだかが飛んでいる。ここは、そういう場所でもあった。  

 これだけ高く飛べば気持ちいいだろうになあ。

 すぐ近くに今にも飛び出そうとする人がいたので、恐る恐る見ていた。

 風を受け、さ〜っと飛んで行ってしまった。

 鳥の声が聞こえる。「東京特許許可局」とはっきり聞き取ることができた。これは、「ホトトギス」である。

 ホトトギス。(出典:日本野鳥の会のホームページ)

 帰りは、「Sさん」の車に同乗させていただき、途中おやつを食べていることろである。



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