2016年2月14日 葎原(むぐがはら)里山クラブ 2016

日(曜) 2016年2月14日(日)
行き先 葎原地区の前山
天候
メンバー 葎原里山クラブの皆さん
シャムネコモモさん、S田さん、くさのさん、ゆきさん、けいちゃん、ぜんち
コース 到着時刻ー出発時刻 所要時間
バーベキュー会場(集合)  9時30分
前山散策  10時00分〜11時00分 約60分
バーベキュー会場(解説) 11時00分ー11時30分
バーベキュー会場(解散) 12時45分
約60分( 1時間00分)




 けいちゃんより里山自然観察会のイベント案内が届いた時に葎原は読めなかった。葎原は漢字読みは(むぐらはら)ですが、地名になった場合は葎原(むぐがはら)と読む。この地区も場所も初めて知った。
 今回は、ナチュラリスト6名で主催者の里山クラブの方に申し込んだようだ。

 車は頼成の森の駐車場に置いて、2台で相乗りして向かう。あいにく、天候は雨であった。
 講師は驚いたことに、昨年森林ボランティアで講師をされた樹木医のSさんであった。どこかで見た顔ということで覚えてくれていた。  

 会場は駐車場で雨はかからない。薪ストーブが2台あり、温かくなっている。最初に、今回の目玉である(と、自分では思っているが)樹液採取 についての事前の話があった。

 ストーブの上にある鍋に採取してある樹液が入っており、紅茶にして飲むということであった。ジャムのようにするには採取した時点では、糖度が2%であるので これを40倍ほどに濃縮するのである。

 この瓶の中に入っているのが、その煮つめられた樹液である。スプーンで手のひらに乗せてもらって食べたが、まるでジャムである。

 この仕組みについても話があった。植物は細胞が凍って死なないように、氷点を下げるため細胞膜の中に糖分を作る(これは、知っていた。)  これは、広葉樹が適しており、コナラやオニグルミで採取している。代表的なのがカナダのメープルシロップである。(私は、カナダで実際食べた経験がある。)

 まずは、散策である。雨なので途中で引き返すかもしれないという話であった。

 少し歩くと、こんなものが目に入った。これは、樹液を採取しているところである。

 S講師が解説されている。

 この時期は、冬芽を観察することも面白い。これは、今年の干支の猿に見えないかと里山クラブの方による解説も 加わる。これは、オニグルミの枝の一年物である。

 山の斜面では、イノシシが鼻で探った跡がたくさんある。今回のジビエはイノシシであるそうだ。    

 歩きながら、フキノトウが成っていた。まだ、2月である。今年の初見であった。

 十分食べることのできる大きさであった。(誰も採らなかった)

 シャムネコモモさんが、イノシシの探った跡から、ジネンジョを見つけて来られた。結構太い。イノシシの忘れ物であろうか。

 林道は舗装されているが、ここから遊歩道へ入る。傾斜はなだらかで、きれいに整備されている。

 登ってすぐに、ホウノキが立っている。ここで、S講師が樹液採取を実演するということであった。

 ホームセンターでΦ10のホースを買ってきてあるので、木工ドリルもΦ10にする。

 ハンドドリルで横に2か所穴を開ける。実は、このドリルは探せば実家にあるはずである。この時は、シイタケの植菌用であった。

 深さは10〜15mmでいいので、すぐに終わる。

 片方の穴にホースをそのまま差し込んでいるところである。この時穴径が合わなければテープを巻くなどして抜けないようにする。

 2本目も差し込んだ。 風で飛ばないように、ビニール紐で固定する

 回収は今回はペットボトルである。ゴミが入らないようにフタの部分を覆っているところである。    

 完成である。    

 解説やいろいろな質問に応えている様子である。    

 赤い実が咲いている。ツルシキミ

 これは花である。

 遊歩道は広く歩きやすかった。自分も整備したことがあるので、その大変さは分かる。

 これは、ヒラタケかな?

 これは、ホウノキのツボミの殻が今にも取れるところである。

 こっちは、取れたところである。

 白梅が咲いている。どうも、カメラのピントが合わない。

 下りも整備されたいい道であった。歩きながら、この道を歩いて通学していたと聞いて驚いたね。

 講師より、資料をもらう。わざわざ、参考書を書き写されたということであった。

 予定通り、紅茶を樹液の中で出す。    

 お玉ですくって、紙コップに入れていただいているところである。

 その後、里山クラブの方から、大変ためになる話があった。この山で見つかる面白いものであった。

 まずは、サナギである。

 フジの実も持参された。この実は食べることができるという。

 続いて、素人は出しのスケッチである。絵画の利点を生かし、雄花、雌花、秋の実、など季節を網羅した絵と説明であった。

 絵が素晴らしく上手で、写真にはない温かさも感じられた。

 S田さんは、南砺市からの参加である。この人のイベント出席率はほぼ100%ではないだろうか。

 どんどん続く。

 最後は、クルミの話であったが。リスの食べ方とネズミの食べ方が違うことを現物で話された。

 フジの実をストーブに置いたところである。大きな音がして弾けるようだ。自然でも音が聞こえるということも聞いた。

 さあ、ここからバーベキューである。肉はイノシシであり、下ごしらえがされてあるので、焼けばいい。

 部位にもよるだろうが、私が食べた感じは豚肉よりはしっかりして噛みごたえがあるということである。

 オニグルミ

 続いて、シシ鍋である。

 具たくさんの贅沢な鍋であった。    

 もちろん、シシ肉も大量に入っていた。    

 私は2杯お代わりしたが、まだたくさんあった。

 鍋を食べている様子である。

 この肉は、第二弾だったろうか。こっちも大量にある。

 おにぎりもあります、ということであった。4種類もあった。いつもなら4つもらうところであった。

 最初は2個いただいた。

 昼食の様子

 昼食の様子

 昼食の様子    

 昼食の様子

 これは、フジの実をストーブで焼いたものである。フライビーンのようでいける。こういう実は、山へ行けばたくさんあるのだから 拾って来てフライパンで加熱してビールのつまみになると考えていた。

 昼食が始まっても、フタの開いていない重箱が2つあった。

 なんと、手作りケーキであった。バレンタインということでチョコレートケーキであった。
 私は、早く食べたいのでさっそく撮影した。

 こっちは、チーズケーキである。

 チョコレートケーキに仕上げの砂糖が掛けられた。(ここまでやるか?)

 コーヒ―も出された。

 チョコレートケーキは、お店のケーキよりおいしいのではないかと思った。何せ濃い。お代わりもしてしまった。

 チーズケーキもチーズが濃い。こんなのは食べたことがない。

 まだ、残っており、残しても仕方がないので、どんどん食べてくれと声が飛ぶ。

 さすがの私も十分である。実は、昨日スボンのボタンが飛んでしまったことを思い出した。
 この満足感は、料理の味に加え里山クラブの方々の温かい気持ちが伝わってきていることから来ていると思う。

 帰宅である。
 頼成の森の駐車場である。ここで解散である。


 さらに驚いたことに、シャムネコモモさんからお手製のお菓子の差し入れをいただいたり、ゆきさんからブンタンをいただいたりで 何も持って来ていない自分は赤面であった。

 けいちゃんには、いい企画を案内してもらったことと、速星駅まで送迎していただき感謝である。

 富山駅では氷の彫刻があり、前で写真を撮る人々が多かった。    

 雨は小降りになっていたため駅からは、歩きにした。

 赤江川沿いにヒヨドリがいた。    

 ヒヨドリのこういうアングルは珍しいと思い撮る。    

 赤江川の水は濁っていたが、錦鯉が2匹たたずんでいた。鳥は、カルガモのみであった。



トレッキング&街歩きへ戻る inserted by FC2 system