2016年9月4日 八ケ岳



日(曜) 2016年9月4日(日)
行き先 八ヶ岳(赤岳)
天候 晴れ
メンバー 単独行
コース 到着時刻ー出発時刻 所要時間
美濃戸(赤岳山荘駐車場)  4時50分
行者小屋(北沢)  7時25分ー 7時35分 155分(コースタイム=165分)
赤岳頂上 10時10分ー10時20分 155分(コースタイム=110分)
行者小屋 11時50分ー12時00分  90分(コースタイム= 80分)
美濃戸(赤岳山荘駐車場) 15時00分 180分(コースタイム=130分)
計580分(9時間40分)




 先月の下見で美濃戸口から美濃戸まで車で行けることを確認したので、赤岳山荘まで行くと、小屋の人が出て来た。  ガイドブックでは、運が良ければ停めれるとなっていたので、おそるおそる駐車場は空いているか聞くと空いている という返事であった。1日1,000円である。今日は失敗できないので、最安全策をとる。
 目覚ましを3時半に合わせで起きる。直ぐに朝食のパンを食べ、薬を飲む。登山道が見える時を狙って出発である。<
   

 暗がりでも迷うことが少ない北沢を選択する。1900mぐらいまで林道歩きである。南沢に比べて少し遠いが安心である。
 赤岳温泉から行者小屋へ向かう途中、体力を温存するために、岩のゴツゴツした登山道を避けて、50cmほど上の草の道を歩いていた。  しかし、草が滑りいっしょに滑落した。50cmとはいえ、右ももが岩の角にぶつかり、悲鳴を上げるくらいの痛さであった。  ここで、帰ろうと考えたが、まだ6時台であったので、行けるところまでと向かう。  

 今日は日曜日なので行者小屋はにぎわっていた。前にテント場がありカラフルなテントが並んでいる。ここで、行動食の柿の種と ゼリーを口に入れ、いよいよ文三郎尾根にとりつく。

 文三郎尾根は、傾斜は緩やかで、尾根からはいくつもの階段であった。道の両脇に鎖が柵のようになっている。 まあ、鎖なしでも登れる傾斜だ。
 ここで、異変が起きた。脚が吊り気味になって来た。だましだまし歩いていたが、階段の上へ右足を乗せる時に、痙攣が走った。  それでも、左足頼みに歩いていたが、左足も痙攣で歩くことも立つことも出来ず、そのままじゃが見込んでしまった。
 「ああ、ここで終わりかな」などと考えていた。心の中では無理をすると寿命が縮まるということと、せっかくここまできたのにという 気持ちが交錯する。幸いに、アミノバイタル3600とこむら返り防止の漢方薬を持っていたので、それを服用したら、効いてくれた。
 ここの標識は、立山で言えば一の越にあたる。ここで、諦めかけた。10時までに登頂しないと返りが心配である。  

 霧の中、しばらく進むと鎖場の連続である。ここの鎖は上にかかっており、邪魔臭い。ほとんど、3点支持で登った。
 岩の間から赤岳の丸い標識が見えた時は、込み上げるものがあったね。
 その辺の人に写してもらう。  

 少しトリミングしてブログ用と新聞社用に加工する。

 帰りは、八ヶ岳を十分堪能しようとゆっくりゆっくり歩いた。

 還暦で赤岳羽織り秋高し  禅智



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